保険の種類

貯蓄型保険のメリット・デメリットとは?どんなときにおすすめ?

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日本に生命保険の制度が根付いたのは、「保険は貯蓄」というキャッチコピーがあったからではないでしょうか。

日本人は、「貯蓄」「貯金」が大好きな国民性なうえに生命保険は死亡保障がついた貯蓄だといわれたらとてもお得な印象を与えます。

昔は、金利が7%から10%ついたといわれているのでみんな安心して保険に加入していき、生命保険がどんどん広がっていったのです。

 

しかし、生命保険の全てに貯蓄性があるわけではありません

生命保険を大きく分けると「貯蓄を兼ねた保険」「死亡保障のための保険」「医療保障のための保険」の3つのタイプがあります。

今回はこの中で貯蓄を兼ねた貯蓄型の保険について紹介いたします。

 

貯蓄型保険とは?

貯蓄型保険とは、生命保険の中でも一定の期間までに保険料を払い込むとその後は満期保険金や年金などの形でお金が戻ってくる保険のことです。

代表的なものを挙げると、生存中に満期を迎えると死亡保険金と同額の満期保険金が支払われる養老保険があります。

その他にも、個人年金保険(変額個人年金保険)、こども保険(学資保険)が貯蓄型の保険にあたるのです。

どのタイプも保険期間中に被保険者(保険をかけられている人)が亡くなると保険金が支払われる保障機能があります。

しかし、保障機能よりも貯蓄性を重視しているところに特徴があります

 

実は、このような貯蓄型の保険は、誰にでも必要な保険というわけではないのです。

貯蓄目的で保険に加入するのならば、一般的な金融商品と比べて有利であるか比較する必要があります。

また、その保険にしかないメリットがあるのかをよく考えることが重要になってくるのです。

将来の受取額が決まっている貯蓄型の保険は、昔は預貯金よりも金利が有利な時期が確かにありました。

しかし、現在は積立部分の運用の利回りになる保険の予定利率が低くなっており、魅力が減っている傾向にあります。

こういった現状を理解した上で、自分の目的や状況に合わせて、必要性が高いと思ったら加入するという方法をとるべきではないでしょうか。

 

貯蓄型の保険は、将来受け取るお金を毎月の保険料に上乗せして支払っているのでどうしても保険料が高くなってしまいます。

支払いが厳しくなって途中で解約すると戻ってくるお金は、払込保険料を下回る元本割れになる可能性もあるので注意が必要です。

 

貯蓄型保険がおすすめなのは、どんなケース?

貯蓄型保険がおすすめのケースはどんな時でしょうか。

 

こども保険を上手に利用して教育資金づくり

こども保険は貯蓄型の保険です。

こども保険は学資保険ともいわれており、保険料を積み立てて高校や大学の入学時や在学中にお金が受け取れる保険のことです。

 

子どもの教育費がもっとも多くかかるのは、大学に入学する時と在学中になります。

子どもが小さい時からコツコツと計画的に準備する必要があります。

しかし、マイホーム等を購入すると預貯金では思うように貯められず、貯蓄を取り崩すこともあるのです。

そんな心配がある家庭にこども保険は向いているといえるでしょう。

 

なぜならば、こども保険は、受取時期や受取額が加入する時に決められます

保険料は口座振替になるので確実に貯めていくことができるのです。

預貯金のように他の目的で取り崩すのが難しくなります。

そのうえ、兄弟がいる場合は、それぞれの子どもに合わせて教育資金を準備しやすいメリットも兼ね備えているのです。

 

こども保険は、保険期間中に親に万が一のことがあると以降の保険料の払込が免除され、一時金や満期金は契約通り受け取れることになっています。

親の死亡保障を兼ねた保険なのです。

また、こども保険は途中で何度か一時金が受け取れ、大学入学時に満期金が支払われるタイプや大学在学中に分割して年金が支払われるタイプなどから選ぶことができます。

 

こども保険に加入できるのは、こどもが7、8歳くらいまでです。

しかし、積立期間は長い方が毎月の保険料が安くなるので子どもが生まれたらすぐに加入するのがポイントになるといえます。

満期は、17歳~22歳くらいの間で選択できる商品が多いです。

加入するのならば、子ども1人につき月1万円前後の継続しやすい金額に設定して、数ある商品の中から有利な保険を選ぶことです。

祝い金や満期金の受け取りが、大学入学金や学費の支払いに適しているかも検討しておくべきでしょう。

 

子ども保険には、親に万が一の事があった時に毎年年金が受け取れるものやこどもに医療特約をつけられるものもあります。

しかし、その分保障が手厚くなるので積立にまわるお金が減り、将来受け取るお金の合計が払い込む保険料の総額を下回る元本割れになる場合もあるので注意が必要です。

また、すぐに使う予定のない貯蓄を利用して一時払いで加入する方法もあります。

そうすると返戻率がもっとも高くなるからです!

その他にも、兄弟がいる家庭は兄弟割引がある、親が三大疾病になった時は育英年金を受け取れるものもあります。

10歳で保険料払い込みが終わるタイプもあります。

このタイプのメリットは、小学校高学年以降の教育費が重くなる時期に負担を軽減できることです。

 

個人年金保険を上手に利用して老後の資金づくり

個人年金保険は、貯蓄型の保険です。

個人年金保険の目的は、公的年金の上乗せとして老後の資金をつくるために加入します。

 

個人年金保険は、大きく分けると定額型と変額型の2つのタイプがあります。

定額型の個人年金保険は、年金の受け取り期間が5年、10年、15年と決まっている確定年金と一生涯受け取れる終身年金があります。

契約時に将来の年金額が決まるので、老後資金を計画的に準備できるのです。

しかし、現在のように保険の予定利率が低い時期に加入するとあまり有利ではありません。

固定金利の定期預金に例えるとよく分かるのではないでしょうか。

実際のところ、20年以上前に加入した個人年金保険であれば払込保険料に対する受取額が150%以上になっていました。

最近では契約年齢によっても変わりますが、110~120%といわれています。

もし、将来インフレになると受け取る年金の価値が目減りしてしまうこともありえるのです。

しかし、金融商品の利率は、どれも低いのでどこにお金を預けても安全で有利な商品は無いのが現状です。

そこで、定額型の個人年金保険が見直されている傾向にあります。

老後の資金づくりには、長期で分散して運用するのが大切になるからです。

 

変額型の個人年金保険は、100万円以上のまとまったお金を一時払いで納め一定期間据え置きます。

その後、ほとんどが年金として受け取ることになるのです。

運用がうまくいけば、年金が大きく増えることが期待できます。

しかし、運用が悪化すると年金も大きく減ることになるのです。

銀行などで販売されている変額型の個人年金保険では元本保証のものがありますが、元本割れの心配がない分、コストがかかるので大きく増えることは期待できないです。

 

損害保険会社にも定額型の個人年金保険とおなじように年金払積立傷害保険があります。

契約する時に将来の受取額が決まるのです。

商品によっては、生命保険会社の個人年金保険よりも有利なものもあります。

 

しかし、個人年金保険を検討するのは、40歳前後でいいといわれています。

ライフプランにおいて優先順位は高くない保険です。

なぜならば、一般的に30代までは子どもの教育資金や住宅資金などを貯めるのが先決だからです。

40歳以降は、教育資金や住宅資金のめどがたつので次に検討するのが老後の資金である個人年金保険のような保険になるからです。

場合によっては、退職前に一時払いで加入する方法もあるのです。

 

貯蓄型保険のメリット

貯蓄型の保険にはどんなメリットがあるのでしょうか。

 

貯蓄が上手になる

まとまったお金を貯蓄しようと思ったら、毎月いくら積み立てて何年かかるというようなことを計算しないといけません。

貯蓄が苦手な人にとっては、苦痛です。

よく、会社の積立を利用するとお金が貯まるとを聞きます。

それは、自動的に給料から天引きされるので、お金が貯まりやすいのです。

それと同じことが貯蓄型の保険にもいえるのではないでしょうか。

貯蓄型の保険の保険料は、指定された日に口座から自動引き落としされるのです。

口座と口座の間でお金を移動する、振り込みをするといった手間もありませんし払い忘れることもなくなります。

そしてお金はどんどん積立られていくのです。

 

節税ができる

貯蓄型保険の商品によっては、年金保険料控除や生命保険料控除の対象となるものがあります。

この制度をうまく利用すれば、節税対策が可能になるのです。

 

死亡保障がある

貯蓄型の保険は、貯蓄ができるうえに被保険者に万が一のことがあったときの死亡保障を得ることができます。

預貯金には、ないメリットです。

 

貯蓄型保険のデメリット

貯蓄型の保険にはどのようなデメリットがあるのでしょうか。

 

解約すると元本割れになるかもしれない

貯蓄型保険の多くは、途中で解約してしまうと戻ってくるお金が少なくなります。

今まで支払った保険料の合計を下回り元本割れになる可能性もあるのです。

 

保険料が高い

貯蓄型の保険は、将来受け取るお金が保険料に上乗せされています。

同じ保障内容でも掛け捨て型の保険と比べると保険料が高くなってしまいます。

 

インフレに弱い

貯蓄型の保険は、長期にわたる積立を行います。

金利は、契約した時のものが適応されますので将来インフレになった時には受け取るお金の価値が下がることになるからです。

 

貯蓄型保険で迷ったらプロに相談してみよう!

貯蓄型の保険は、掛け捨てではもったいないと思う人には魅力的に感じるでしょう。

貯蓄機能がある上に保障もついているなんて一石二鳥のような保険と思われるかもしれません。

しかし、どんな保険商品にも完璧な物は無く、メリットやデメリットがあるものです。

保険に加入する時には、メリットやデメリットを理解して保険以外の金融商品などとも比べることが大事です。

「本当に貯蓄するには保険でいいのか?」と思うことが大事です。

 

また、貯蓄が苦手などの自分の性格的なものも検討する必要があります。

預貯金ではすぐにお金を引き出してしまうという人も保険であれば貯めることができるかもしれません。

 

しかし、保険商品は、数多く存在するのでどれがいいのか迷うこともあります。

そんな時は、保険のプロに相談してみてはいかがでしょうか

保険に入っている人は多いのですが、保険の内容をしっかりと把握している人は、意外に少ないものです。

保険料を払っているのだから、しっかりと必要な時に必要な保障が得られるようにしたいですね

 

ここでは紹介しておりませんが、貯蓄代わりの保険としては、低解約返戻金型終身保険も注目されています。

一生涯の死亡保障を得られる点では、通常の終身保険と同じですが、保険料の払込終了時までは、解約返戻金を低く抑えています。

保険料の払込が終了したら、通常のレベルまで解約返戻金が戻るしくみです。

そのため、保険料が通常の終身保険料よりも安く抑えられているのです。

通常の終身保険よりも保険料が安く済む、貯蓄代わりのお得な保険になるのです。

保険料の払込期間を60歳にして60歳以降に解約して戻ってきたお金を老後資金にあてることもできますし、保険料の払込期間を15年前後と短めに設定することで子どもの教育資金にあてるなど色々な使い方ができるのです。

そんな便利な低解約返戻金型終身保険ですが、保険料の払込終了前に解約すると解約返戻金はグンと少なくなり元本割れします。

通常の終身保険でも途中で解約すると元本割れしますが、低解約返戻金型終身保険であるとそれよりもさらに3割は低くなるとされています。

加入するのであれば、確実に支払いを続けられる保険料で契約しないといけないですね。

 

こんなアドアイスも保険のプロに相談すれば受けることができます。

是非、一度相談してみてくださいね!

 

貯蓄型保険は目的を明確に!

貯蓄型の保険は、貯蓄と保障を兼ね備えているところに特徴があります。

こども保険や個人年金保険を上手に使って必要な教育資金や老後資金を作ることができます。

貯蓄型保険は節税ができる商品もあり、貯蓄体質へとつながる嬉しいメリットがある反面、保険料が高く途中で解約すると元本割れする可能性があるのです。

将来インフレになるとお金の価値が目減りするというデメリットもあります。

 

保険商品は、どんなものでもメリットとデメリットがあります。

もしどんな保険に入ったらいいのか迷ったら、保険のプロに相談してみてはいかがでしょうか。

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